オーディションをしているプロダクションはたくさんありますが、選考で最初に見るのは、どのプロダクションでも100%応募書類の写真です。もちろんそれだけ重要なポイントなので、オーディションに受かる確率を上げたいなら写真に命をかける必要があります。「正直カンベンしてほしい」という応募書類は、写真がピンボケしていたり、プリクラやスナップだったりする場合です。面接までいければキャラ押しもできますが、それ以前に山積みに回されてしまわないよう、写真は気合を入れてしっかり撮りましょう。ただし、写真だけあればよいわけでもないので、ほかの項目も全部きっちり埋めることも大切です。
いま世界中でオーディションがアツい理由は、テレビのオーディション番組が大人気になっているからです。アメリカやイギリス、中国や韓国でも同じような番組はすごい人気で、そこから大ブレイクしたタレントもたくさんいます。また日本ではサバイバル型のオーディション番組が人気があり、たくさんの候補生が夢を目指してミッションに挑戦する姿は感動を生んでいます。SNSで推し練習生を応援するファンがつながり、いままではなかった一体感が生まれていることも理由のひとつでしょう。ただし、オーディション番組の練習生に選ばれるまでにもたくさんのオーディションがあり、そこにたどり着くだけでもかなり難しい挑戦です。それでも夢をあきらめずに頑張れる人だけが、可能性の切符を手にすることができます。
オーディションの合格を勝ち取りたいなら、やってはいけないNG行動だけは本当にやってはいけません。まず先ほど言ったように、応募書類に微妙な写真を使う、ほとんど文字を書かずに出してしまうというのはNGです。また、せっかく面接まで行ってもNGになる行動があります。例えば、連絡もしないで遅刻する、面接中や待ち時間にスマホばかりいじっている、タメぐちをきく、ぜんぜんしゃべらない、といった行動はNGです。気合いを入れるのはいいですが、メイクを盛りすぎるとNGになることもありますし、その場で落としてきてほしいと言われてしまうこともあるので気をつけましょう。服装はスタイルがわかるといい場合もありますが、やはり自分の好きなファッション、個性が伝わるファッションがおすすめです。どうしても合格の決め手は「ルックス(顔)」になりがちなのも事実ですが、話し方や言葉づかい、キャラや性格に魅力を感じてもらえることも実際にあります。自分の魅力や強みはどこにあるのかしっかり理解して、全面的にアピールする勇気も持ちましょう。